株主の所有者責任

株主の所有者責任

小林製薬が製造した紅麹(べにこうじ)配合サプリメントを摂取した人から健康被害の訴えが相次ぎ問題となっています。

既に死者がでているという報道もあります。

これまで「原因は不明…」とのことでしたが、きのう(3月29日)の厚生労働省の発表によれば、サプリから青カビ由来の天然化合物「プベルル酸」が同社の検査で検出されたとのことです。

厚労省は今日(3月30日)にも小林製薬の工場に対し、大阪市とともに立ち入り検査をすることを明らかにしています。

なお今回の件では、小林製薬の会社としての対応の遅れも問題視されています。

一昨日の3月28日には同社の株主総会が行われ、株主から批判を浴びせられた社長が謝罪していましたが、それには少し違和感を覚えました。

なぜなら、まるで株主が被害者であるかのように報道されていたからです。

法的には、株主は会社の所有者であり、経営陣は株主によって選ばれたはずです。

少なくとも株主は、紅麹サプリの販売利益などを原資にして会社から利益配当を得るのですから、被害者というよりどちらかというと加害者側ではないでしょうか。

昨今では株主資本主義などと言われるくらいですから、経営陣だけが謝罪するのではなく、株主全員が謝罪を表明すべきだと思います。

いつも被害者面で「株価が下がるぅ〜」などと経営陣を批判するだけで、会社として世間に被害を与えたことについて謝罪する株主はいないのか。

これまでも、社会に迷惑をかけた企業の株主総会で、「株主への利益配当財源のすべてを被害者補償にまわすことで株主と経営陣の責任を果たそう」という株主総会をみたことがない。

それができないのは、株主が有限責任であるとする法制度に問題があるからなのでしょうか。