構造改革から構造強化へ

構造改革から構造強化へ

新年、明けましておめでとうございます。

皆様におかれましては、恙無く新春をお迎えになられたことと、心よりご拝察申し上げます。

本年も毎日更新していきますので、引き続き当ブログをご愛顧賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

本日は1月1日、元日の朝のことを「元旦」「元朝」「鶏旦」「歳旦」「大旦(おおあした)」などと言いますが、「元旦」や「歳旦」などはまた「元日」に代用して用いられることもしばしばです。

新春、即ち「春のはじめ」であるからには、元日は「春立つ日」であるべきですが、太陰暦と太陽暦との併用によって日本古来の暦は作られていますので、太陰暦の元日と太陽暦の立春とが必ずしも重ならないのはやむを得ないところです。

立春は概ね太陰暦の元日よりやや遅れるのが通常ですが、稀に12月中に立春が来ることもあり、それを「年内立春」などと言います。

現在の元日はもちろん太陽暦ですが明治6年の元日から採用されており、寒に入る5日ほど前に当たります。

ゆえに、これから本格的な厳寒の候に入るわけです。

どうかお風邪など召されぬよう、くれぐれもご自愛をお祈り申し上げます。

さて、昨年令和4年は、1989年の冷戦終結に次ぐ、極めて重大な地政学的変化があった年でした。

30年にわたり続いた米国を覇権国とするグローバリゼーションが完全に終わりを告げたと言っていい。

このことは、世界のエリートたちの共通認識です。

グローバリゼーションとは、ヒト(労働力)、カネ(投資)、モノ(商品)、サービス、技術、情報、思想の国境を超えた移動の自由が最大化された世界のことです。

インターナショナリゼーションとは異なり「とにかく経済活動のためには国境は要らない…」というドグマに支配された世界です。

しかしながら、国境を低くしたことによる弊害が、各国とりわけ先進国の中間層に襲いかかり、リーマン・ショック以降は反グローバリズム運動が各地域で盛り上がりつつありましたが、グローバリゼーションにとどめを刺したのは、むろんロシアによるウクライナ侵攻です。

例えば現在、世界的なコストプッシュ・インフレが問題になっていますが、ヒト(労働力)、カネ(投資)、モノ(商品)の移動が滞っているがゆえに輸入物価が高騰しています。

世界的なコストプッシュ・インフレもまたグローバリゼーション終焉の産物です。

リーマン・ショック以降でも「もはや国境にこだわる時代は終わった」などと呑気に発言していた総理もいましたが、いまやその真逆の世界が到来しているのでございます。

これからは、国防のみならず、食料安全保障、エネルギー安全保障、経済安全保障、防災安全保障等々、あらゆる安全保障面において、より自国において完結できるネイションステイトをつくっていかねばなりません。

即ち、これからの政治行政には「構造改革」ではなく「構造強化」が求められており、そこに求められる人材は「ナショナリスト」であることを確信します。

因みに川崎市などは、この期に及んでもまだ「グローバル化したこれからの時代…」などと議会で答弁していますが大丈夫か?