年間の出勤、22日だけ

年間の出勤、22日だけ

ことしの3月議会で私は川崎市職員のコロナ休暇(特別休暇1号)の取得状況について質問しましたが、2020年から2021年の1月までに、なんと177日ものコロナ休暇を取得している職員(教育委員会の男性職員)がいたことに驚かされました。

続いて昨日の一般質問においても当該職員の勤務状況について更に確認したところ、この職員は2020年の一年間で22日しか出勤していないことが判りました。

2021年は一年間で47日の出勤だったそうです。(勤務対象日は242日)

当該職員は、コロナ休暇のみならず、病気休暇やその他の休暇取得を含めると、2020年だけで220日、2021年だけで195日もの休暇(有給)を取得しながらも、それでいて週末には私的な行事(オーケストラの指揮者らしい)に参加していたという。

私の質問に対し教育委員会は「虚偽申告はなく手続き上は問題ない…」としつつ、「市民の疑念を招かぬよう休暇制度の趣旨を各職員に周知徹底する」と答弁されました。

公務員の特別休暇は災害対応や家族の看護や介護などで取得できるようになっていますが、川崎市では2020年の4月からコロナ関連の理由でも取得できるようにしています。

それはそれでいいのですが、なかには不正に取得した職員がいたことがわかっています。

現在、川崎市はコロナ休暇を取得した職員について全数調査を行っています。

調査対象者は約1,700人おり、実際の利用状況について関係機関に情報提供を求めながら文書によりその適性について確認をとっているとのことです。

調査結果については議会で報告することになっています。

また、昨日の質疑でも明らかになったように、教育委員会には現地出張の際に旅費を不正にせしめていた職員もおりました。

本人は返還の意志を示しているようですが、問題にされなければおそらくそのまま不正を重ねていたことでしょう。

実に残念です。