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ピンはねプラットホームビジネス

プラットホームビジネス

ネオリベラリズム(新自由主義)に基づく構造改革が国境を超えグローバルに展開された結果、世界ではいわゆるGAAFA(グーグル、アップル、アマゾン、フェイスブック、アリババ)を代表に、いわゆるプラットホーム企業がビジネスの主導権を握り、労働コストを最小化することで利益を上げています。

一方、そうしたビジネスの現場で働く人たちはまるで奴隷のごとく低賃金労働を強いられています。

むろん、日本国民を含め、世界中で実質賃金が低迷しているのはそのためです。

昨今、巷ではウーバーイーツのブラックボックスを背負い、自転車や原付で走り回っている若者を頻繁に見かけるようになりました。

いわば食べ物宅配の隙間産業ですね。
 
自動車の配車事業をウェブやアプリで展開してきたウーバーですが、今度は食べ物の出前にまで進出してきたわけです。

このウーバーイーツもまた立派なプラットホーマーです。

配車事業については、我が国では現在のところ白タク事業(違法)になるので展開はされていませんが、食べ物なら宅配はできる、というわけです。

近頃はウーバー方式を採用するタクシー会社も出てきていますが、アホみたいに構造改革を加速させる我が国では、やがては白タクが解禁され、既存のタクシー業界は死活問題となることでしょう。

さて、このウーバーイーツですが、自動車の配車事業でもそうであったように、配達事業でもまた顧客とのトラブル、性犯罪、窃盗、強盗などの問題が生じているようです。
 
ご承知のとおり、ウーバーイーツの配達員はフリーランサーであって被用者ではありません。

労災保険にも入れず、最低賃金の保障もありません。

それでいて、出前の待機時間は労働者ではないので労働時間にカウントされない。
 
まさにブラックな労働環境なのです。

プラットホームを構築した企業の経営者たち、及びその株主だけがしっかりと利益を得て、現場で働く人々は常に低賃金かつ劣悪な労働待遇を強いられるという構図になっています。

まさにグローバリズムですね。

ウーバーイーツは一例にすぎませんが、こんなことが大なり小なり世界中で繰り広げられた結果、内需を担う中間所得層が破壊され格差が拡大してきたのです。

因みにトマ・ピケティは、それを膨大なデータをつかって証明してくれたわけです。

ついに英国がEUを離脱しましたが、英国民の「こんな世の中は間違っている…」という“強い怒り”が離脱の根底にあるのだと思います。
2020/02/05

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