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新型コロナウイルス、杜撰な国民保護政策

新型コロナウイルス

安倍総理は国民保護政策の名のもとに、新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国武漢市に滞在する邦人について「チャーター機などあらゆる手段を追求して希望者全員を帰国させる」と言及されました。

帰国の手段は、民間航空会社のチャーター機運航が中心となるとのことです。

政府によれば、武漢には1月24日時点で約710人の邦人が滞在しているらしいのですが、現地では公共交通機関等が運休しており邦人の退避が難しくなっているようです。

それにしても、随分とお粗末な国民保護政策です。

総理は当初から水際作戦を取ると豪語されていました。

それなのになぜ、今になってわざわざ国内に大量の感染可能者を帰国させるのでしょうか?

また総理は「邦人が武漢から帰国した場合の空港での受け入れも、関係省庁と調整を進めている」と言っていますが、新型コロナウイルスは既に中国全土に広がっています。

なぜ、中国全土でなく武漢にいる邦人だけなのでしょうか?

国民保護というのなら、武漢のみならず、中国全土の邦人が対象にならなければならない。

要するに、水際作戦が実はザルであったことを暗に認めているのでしょうが、今回の措置もまた単なる政府による「人気取り政策」と言わざるを得ません。

考えてもみてください。

国民保護のために武漢にいる邦人を帰国させると言いつつも、何の規制もなしに国内には毎日刻々と中国から旅行客が流入しているのです。

もし帰国させるのであれば、感染の可能性がある以上、少なくとも国内の然るべき施設で概ね2周間程度は隔離させねばならないと思うのですが、そうした手配はついているのでしょうか。

米国も同国邦人を帰国させるようですが、米国の場合、帰国者を全員隔離できるほどの軍関係の空港がいくらでもありますので、2週間程度そこで隔離すれば済む話ですが、日本政府が同様のことをやるとは思えません。

まずは現地において邦人を保護するべきではないでしょうか。

なお国内においては、医療機関の重症患者の受け入れ体制の強化が必要です。

多くの皆様が誤解されていますが、現在の日本においては、感染=発症=肺炎=検査、とはなっていません。

感染していても発症していない人がおられ、発症しても肺炎にまで至っていない人もおられます。

現在の日本政府の対応は、感染者が肺炎にまで至り、そこではじめて「検査」すればいい、というものです。

即ち、感染者 > 発症者 > 肺炎発症者 > 検査、という不等号式になります。

要するに、検査されているのは極僅かで、検査して感染が確認されたもののみを政府は発表しているにすぎません。

ゆえに、母数は日に日に拡大している可能性があります。

風評被害を指摘する人がおられますが、政府が実状を隠そうとすることこそが最大の風評被害につながると考えます。
2020/01/27

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