ブログ

HOME» ブログ »インフラ網の整備が経済成長と防災力強化を両立させる!

ブログ

インフラ網の整備が経済成長と防災力強化を両立させる!

インフラ網

武蔵小杉に横須賀線の新駅ができて、今年でちょうど10年が経ちます。

横須賀線に乗れば、武蔵小杉から品川まで、なんと11分!

東京駅までは18分!

あるいは東横線に乗れば、渋谷駅まで13分!

横浜だって特急に乗れば13分で行ける!

そうした交通利便性を強調し、「武蔵小杉は東京都心部に完全に組み込まれた街ですよ」という触れ込みで、武蔵小杉には高層タワーマンションが次々と立ち並びました。

ところが、武蔵小杉を都会的な街として売り込んだ大手不動産会社は、川崎市が30年にわたり「都市計画ゼロの革新市政」だったことには目をつむりました。

行政も行政で「駅と駅前広場さえ多少整備すりゃぁ、あとは不動産会社がヒトを呼び込んでくれる」と他人の褌をあてにしてか、東京や横浜に比べて川崎市の道路、鉄道、上下水道管などの公共インフラが脆弱であることの反省にたってインフラの強化充実を急ごうとはしなかった。

結果、この10年以内に武蔵小杉に移り住んできた住民の多くは、多少の後悔を覚えているにちがいない。

昨年10月の台風19号でも、例えば「鶴見川多目的遊水地」を整備した横浜では鶴見川の氾濫はありませんでしたが、川崎市では河川の越流と内水氾濫が相次ぎました。

オシャレで都会的な街に住んでいたはずの武蔵小杉のタワーマンション住民も、内水氾濫と停電により非都会的な生活を強いられました。

べつに台風が来なくとも、武蔵小杉から横須賀線を利用する通勤者たちは、平日は毎日といっていいほど「改札の外にまで行列ができる」という信じ難い状況を目の当たりしています。

しかも、武蔵小杉の駅近には、グランツリー武蔵小杉という、本来は郊外につくられるべき「ゼネラルマーチャンダイジング」ができたため、休日の周辺道路は大渋滞です。

駅だけではなく、道路整備の遅れによって、車がまったく動かない状況をも目の当たりにすることになったわけです。

横須賀線だけでなく、JR南武線は今だ6両編成で走っており、通勤時のラッシュアワーは芋洗い状態です。

「だったら輸送量を増強しよう」と、JRがダイヤの本数を増やそうとするも、本数を増やせば増やすほど、今度は踏切の遮断時間が増えてしまい道路が益々渋滞するという始末です。

武蔵小杉は街のイメージばかりが先行し、それにふさわしいインフラが追いついていない典型的な街となってしまいました。

さて、川崎市をふくむ東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の経済成長には、そろそろ限界がきています。

これまで東京圏のGDP成長は「サービス業」が牽引してきましたが、今後は厳しい。

なぜなら、武蔵小杉のような事例は極端ですが、東京圏への人口集中に対し、インフラが追いついていかなくなっているからです。

即ち、東京圏への一極集中が、東京圏の経済成長を妨げている時代に突入しているわけです。

これを解決するためには、道路や鉄道などの交通インフラを国家規模で整備することにより、東京圏はもちろん、日本全国の都市と都市とを結びつけていくことが必要です。

我が国は、自然災害大国です。

できうるかぎりの集落(人口)分散が必要です。

分散しつつも、経済的な市場としては一体化していかなければなりません。

それを両立させることができるのが、道路網と鉄道網なのです。

しかし残念ながら、我が国の道路網は国際的にみても実に貧弱です。

例えば、日本よりも人口も労働時間も少ないドイツは、インフラを充実させることで日本よりも一人あたりのGDPを大きくしています。

ドイツの事例は、例え人口減でもインフラ網を整備すれば、一人あたりのGDPを成長させることができることを証明してくれているわけです。

ドイツの道路網

それに比べ、日本はと言えば…

日本の道路網

ゆえに我が国も、生産性の向上(経済の成長)と防災力の強化を両立させるため、国をあげて道路網と鉄道網を整備していかねばならぬのです。

「人口が減る日本に、もうインフラは要らない」と思い込んでいるクズ議員、クズ役人は要らない。
2020/01/26

ブログ

セミナー

BLOG

議会報告書

メディア掲載

プロフィール