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脅威への対処

北朝鮮

ロイター通信によれば、先週末に北朝鮮がミサイルを発射していたらしい。

発射されたのは短距離ミサイル2発で、バイデン政権になって以降、はじめて北朝鮮によるミサイル発射が確認されたわけですが、ロイター通信は「再び米朝の緊張が高まりそうだ」と報道しています。

ミサイルが飛んだ方角、あるいは飛距離などの詳細について米国は明らかにしていないようです。

なお、国連は「北朝鮮によるあらゆる飛距離の弾道ミサイルの発射を禁じる」と決議していますが、米政府高官は「(今回のミサイル発射は)それにはあてはまらない」と述べており、北朝鮮による通常の軍事活動の一環だとしています。

ご承知のとおり、北朝鮮問題は中国による尖閣強奪計画に並んで現在の我が国が抱える具体的な軍事的脅威の一つです。

例えば、2013年に制定された『国家安全保障戦略』において「我が国の脅威は①大量破壊兵器の拡散と②国際テロ(=非対称脅威)である」と明確に示されていますが、まさに北朝鮮はこの2つの脅威を象徴する存在です。

総体としてみれば、その軍事力は貧弱ですが、日本も韓国も持っていない核ミサイルを保有しつつ、100万を超える陸軍を備えています。

とりわけ、12〜15万ともいわれる「特殊部隊」については、その相当数が工作員として既に日本国内に潜入していると噂されています。

その行動は、北朝鮮指導層の判断により大きく左右されることから極めて予測不可能です。

さて、識者の中には、北朝鮮の核ミサイル脅威に対し、米国の核抑止力は必ずしも効果がないという意見があります。

たしかに、100発以上のノドンを日本に打ち込まれた場合、それを防ぐ手立てはありません。

もちろん100発すべてが核弾頭であるとは限らないので、それによって日本全土が壊滅することはないでしょうけど。

それに「そう簡単に北朝鮮が日本にミサイルを打ち込むことはないだろう」という意見もあります。

とはいえ、この種の国は、政治的に孤立し、あるいは経済的にも追い込まれるなど、その指導体制の継続に暗雲が立ち込めてしまえば、何をしでかすかわからず、その予測は困難です。

なので現段階のミサイル対応については、とりあえずは集団安全保障の枠内でのミサイル・ディフェンス・ネットワークに入るしかなく、その一方で工作員らによるテロ・ゲリラに対して備えるしかない。

とくにテロ・ゲリラ対応には人手とカネがかかります。

現在の我が国は、空域を除く領域警備力を陸は警察、海は海上保安庁に委ねていますが、その勢力は極めて少数であり明らかに不足しています。

ゆえに、なかなか国民理解が得られないかもしれませんが、武装警察と民兵を新たなに組織し、防衛費をGDP2%水準として自衛隊自身の領域警備力の強化をはかっていくことが必要だと考えます。

むろんこれらは、北朝鮮対応のみんらず中国対応にもなります。
2021/03/24

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