ブログ

HOME» ブログ »終息の遅れで市場を奪われる日本

ブログ

終息の遅れで市場を奪われる日本

ワクチン接種

新型コロナウイルス問題が各国経済及び各業界に大打撃を与えているところですが、航空業界ではワクチンの接種記録などを示すデジタル証明書への期待が高まっています。

なおEUやASEANにおいても、ワクチンの接種歴を海外渡航時に証明する『ワクチンパスポート』を発行し、所有者に隔離措置なしで入国を認めようとする動きが広がっています。

ただ、WHO(世界保健機関)は「接種後に他人に感染させないとはかぎらない」とし、「公平性の観点からもこうした動きには慎重であるべきだ」という姿勢を示していますが、とりわけ旅客数の減少に苦しむ航空業界は「渡航活性化には接種証明の導入は避けられない」と判断しているようで、国際航空運送協会もデジタル証明書アプリの導入を進めています。

航空業界のみならず、例えば海運業界においても「ワクチン接種証明のない船員は受け入れない」とする国もでてくるため、今後はこうした動きが加速していくものと思われます。

しかしながら田村厚労相は、海外において日本人が証明書の提示を求められた場合の対応について「検討段階だ」としています。

というよりも、証明書以前に、ワクチン接種業務とワクチンの確保そのもので周回遅れをとっている我が国は実に深刻です。

主要各国に比べると感染拡大期が遅れて訪れたことに加えて、ワクチンの接種体制でも周回遅れをとってしまったがために新型コロナ問題の終息のタイミングが大幅に後にずれることは避けられません。

ゆえに、先にコロナ問題を終息し経済活動を正常化させた主要各国、あるいは中国や韓国に市場を奪われてしまう可能性が大です。

残念ながら、経済面、公衆衛生面を含め、これまでの政府対応があまりにもトゥリトル・トゥレイトであったがゆえの結果ではないでしょうか。

拡大期が早く訪れた国、そしてワクチン接種が素早く進んだ国ほど終息時期は早くなるでしょうから、少なくとも我が国の終息は、EU、米国、中国、韓国に比べだいぶ遅れをとることになるものと思われます。

むろん海運業などにおいて、ワクチンの接種証明をもたない日本人が海外の港に入れないなど、国際貿易からはじき出される事態も懸念されます。
2021/03/23

ブログ

セミナー

BLOG

議会報告書

メディア掲載

プロフィール