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冷蔵か、冷凍か?

ワクチン移送

3月12日、厚生労働省が新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保についての自治体説明会を開催しました。

その説明会で配布された資料のなかに、「ファイザーのワクチンの配送・保管温度の関係」の項があります。

そこには、ファイザー・ワクチンの、①移送温度、②移送可能時間、③保管可能時間の目安がそれぞれ示されていて、あとは各自治体の責任においてどれかを選択しろということのようです。

当該ブログの冒頭に掲載しているように、要するに厚労省は、「冷凍」の状態で移送するのか、それとも「冷蔵」の状態で移送するのかの選択を各自治体に迫っています。

当初、厚労省は「ワクチンの性質上、振動を避け安定した状態で運搬する必要がある」としていました。※新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き(2.0版)

しかしながら、過日の川崎市議会(予算審査特別委員会)で私は「厚労省の言う、振動をさせることなく運搬することなど物理的に不可能ではないか」と指摘したところです。

その声が聞こえたのか、なぜか今回の説明会では「振動を避け」が「揺れを減らすよう」にと表現が後退しました。

実にいい加減な役所だ。

国際医療福祉大学の松本哲哉教授によれば「ファイザー社のワクチンは膜に包まれたままの状態で遺伝子が細胞に入ることで効果が出るので、解凍した状態でワクチンに振動を与えると膜が破れ効果が落ちる可能性がある」という。

揺れを減らしたところで、ワクチンが解凍された状態で揺らされてしまえば意味がない。

既にNHKが報道しているように、あくまでもファイザー社はマイナス15℃以下(冷凍状態)での輸送を推奨しています。

厚労省は「2℃〜8℃でも容認されている」としていますが、いったい誰が容認しているのか!?

さてその上で、もしもあなたが自治体の担当職員でその部署の責任者であったなら、ワクチンを移送する際、冷蔵(2℃〜8℃)での移送を選択しますか、それとも冷凍(マイナス15℃以下)での移送を選択しますか?

即ち、「容認されているが、揺れを減らすように慎重に取り扱わねばならない」冷蔵での移送か?

それとも「より安定した管理が可能」な冷凍での移送かの選択です。

常識からすれば、どうみても考える余地などないですね。

今後、各自治体の選択が注目されます。

因みに、川崎市は厚労省から言われる以前に既に「冷凍」(マイナス15℃以下)での移送準備を進めています。
2021/03/14

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