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大丈夫か練馬モデル!?

ワクチン接種率

ワクチン接種率で世界トップをぶっちぎるイスラエル。

2月6日の段階で、既に63%にまで達しました。

遅まきながら我が国は、これから厚労省が承認するという体たらくです。

先月末時点においてワクチン接種は既に世界58カ国ではじまっていますが、当然のことながら1回目の接種が始まっている国への供給が優先されることになります。

どう考えても、はじめて接種する国は後回しにされる可能性が大です。

ゆえに今後は、ワクチンが日本へ供給される量とスピードが課題となります。

そして、もう一つの重要課題が各自治体における接種体制です。

川崎市では、クリニックや診療所等での個別分散型接種には重きをおかず、少なくとも各区1ヶ所に『集団接種会場』を設置する集団接種方式を採用します。

その理由は、先行して接種されるファイザー社のワクチンの取り扱いには極度の繊細さが求められるからです。

1.保管温度は −75℃
2.バイアル単位(一瓶で何回分か)
3.最小流通単位(195バイアル/1170回分)
4.使用期限
①:ディープフリーザー(冷凍庫)で保管する場合、冷凍状態で概ね2か月、その後冷蔵で5日
②:保冷ボックス及びドライアイスで保管する場合、冷凍状態で概ね10日、その後冷蔵で5日

以上が、基本的な制約です。

その上さらに、例えば、一旦、ディープフリーザーから取り出したワクチンを再びディープフリーザーに戻してはならないとか、あるいは常温状態で6時間以上おかれたワクチンを再び冷蔵庫に戻してはならないとか、移送にあたり振動させてはならないとか、余ったワクチンを他のバイアルと混ぜてはならないとか。

即ち、保管状態というよりもその取り扱いに様々な制約があるのが特徴で、複数の箇所において複数の人が多元的に取り扱えば取り扱うほど、その分どうしてもリスクは高まります。

そのリスクとはワクチンの効力低下のみならず、接種後の健康被害も含まれます。

だからこそ川崎市は、限られた人による一元的管理を徹底するために「集団接種方式」を採用するわけです。

一方、「練馬モデル」なる個別接種を主とする自治体もあります。

練馬区は「うちは個別接種と集団接種のベストミックだ」みたいに言っていますが、人口が川崎市の半分以下の練馬区で250箇所もの診療所での個別接種を行うのであれば、もはや「ベストミックス」とは言い難いのではないでしょうか。

何が問題かと言えば、まず前述のとおり、250箇所の診療所に分散することで取り扱いが多元的になることのリスクです。

また、ワクチンを小分け移送することでのリスクも高まります。

繰り返しますが、ファイザー社のワクチンは、195バイアル(1170回分)で1パッケージです。

5日間で1170人分もの接種をこなす診療所などそうそうないでしょう。

そうなると、どうしてもワクチンを小分けしなければなりません。(ディープフリーザーから取り出さなければならない)

そのとき、溶けたワクチンを移送する際の安全性が担保されていないことが大きな問題となります。

今朝のNHKニュースによれば、ファイザー社はNHKの取材に対し「輸送には慎重な取り扱いが必要で、冷凍していない状態でバイク便などで運んだ場合の品質を保証するデータはなく、必ずしも推奨できない」と答えています。

埼玉県知事の大野さんはそのことを理解されているようで、きのう放送されたフジテレビ『THE PRIME』という番組で大野知事は「小分けは困難です」と述べておられました。

見識だと思います。

それを、練馬モデルを推奨している田村厚労大臣がウンウンと頷いて聞いていました。

大臣、頷いている場合じゃないだろう。

練馬モデルは「(バイク便などの)小分け搬送」が前提なのだから。

田村大臣はフジテレビの『THE PRIME』に出演した後、NHKの『日曜討論』にも出演されていました。

お台場から紀尾井町にあるNHK放送会館に向かうあいだに大臣は気づいたのかもしれない。

NHKの番組では自信をもって次のように発言されていました。

「ワクチンは河野大臣の所管です…」

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2021/02/08

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