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練馬モデル vs 川崎モデル

コロナワクチン

日本国内の新型コロナウイルス感染者数は、2月2日現在で391,626人となりました。

うち死亡者は5,794名、入院治療等を要する人は46,404名です。

政府は栃木県を除く10都府県の「緊急事態宣言」を延長しましたが、やがて宣言が解除されれば再び感染者数が増えてしまい宣言が繰り返される可能性もあります。

充分な補償もなしに、頻繁に宣言が発せるようではむろん経済がもたない。

因みに、「切り札」と言われていた感染者接触アプリ『COCOA』でしたが、そのAndroid端末版が全く機能していないことが判明しました。

陽性登録を行った利用者の1メートル以内・15分以上の条件に該当する接触があったとしても、Android版端末の場合には接触として検知・通知されていなかったとのことです。

これ以上、補償なしの「緊急事態宣言」を頻繁に出し続けることも現実的に不可能であることから、どう考えてもワクチン接種による集団免疫の獲得こそ最後の防衛ラインではないでしょうか。

そのワクチン政策においても、残念ながら我が国は国際社会のなかで周回遅れとなっています。

感染拡大を抑え込めていない先進諸国で未だワクチンが承認されていないのは、我が日本国だけです。

さて、そのワクチン接種の方法ですが、私は川崎市議会において集団接種会場での接種普及を提唱しています。

一方、東京の練馬区は集団接種会場を補助的手段とし、区内にある約250ヶ所の診療所(クリニック)での接種をメインに行うようです。

報道によると、練馬区がクリニックでの接種をメインにする理由は「集団接種会場を運営しきれないから…」ということらしい。

クリニック側(医師会)としても「通常診療をしながら接種したい…」という。

私が集団接種会場における接種を推奨する理由は以下のとおりです。

例えば、ファイザー社のワクチンの場合、その保存は−75℃程度のディープフリーザー、もしくはドライアイスの詰まった専用予冷ボックスで行わねばなりません。

ディープフリーザーでの保管期限は明記されていませんが、専用保冷ボックスはドライアイスの量によるものの、現在のところ10〜15日程度とされています。

ただし、専用保冷ボックスの開閉は、「開けて閉めてを1回」とすると、その操作は1日2回までと決められています。

なお、一つのパッケージに6人分のバイアルが195本入っています。

ここが重要で、最大のポイントは困難なディープフリーザーの超低温保存そのものではなく、医師や看護師による厳密な時間単位での品質管理と取り扱いです。

ファイザー社のワクチンは、−75℃のディープフリーザーから冷蔵庫(2〜8℃)に移した場合の保存期間は5日間であり、室温(25℃が目安)に出した場合は6時間とされています。

要するに、1本のバイアル(瓶)が、いつ「ディープフリーザー」から出されたのか、いつ「冷蔵庫」からだされたのか、あるいは室温に何時間さらされたのか等々、厳密な管理と取り扱いが求められるわけです。

むろんリスクを下げるためには、できるかぎり一元的かつ限られた人による管理が望ましい。

それに、1バイアル(瓶)で6人分と前述しましたが、ファイザー社の説明書には「一つのバイアルを1.8ccに薄め、それを6時間以内に一人あたり0.3mlを接種せよ」とあります。

とすると、接種にあたっては注射器内の空気を抜くなどの作業が必要となるため、一人分とはいえ少し余分にワクチンを注射器に注入しなければなりません。

そのため、実際には1バイアル5人分となります。

練馬区では各クリニックが6人の倍数で予約をとるとしていますが、本来は5の倍数でなければならない。

因みにファイザー社は「余ったワクチンは他のバイアルと混ぜ合わせてはならない」としています。

しかも、当日になって体調不良等でキャンセルが発生した場合、当然のことながら接種者数とバイアル数とが合わなくなりますので調整が必要になります。

そのこともまた、接種者の母数が多い「集団接種会場」のほうが、より適している理由です。
2021/02/04

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