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政府はコロナワクチンを安定的に確保できるのか!?

川崎市コロナ感染者数

本日、川崎市では新型コロナウイルスワクチンの接種会場運営訓練を実施します。

当ブログにおいても再三申し上げておりますが、今回のワクチン接種における最大の課題は、その取り扱いに極度の繊細さが求められる点です。

例えばファイザー社のワクチンの場合…

−75℃程度のディープフリーザー、もしくはドライアイスの詰まった専用保冷ボックス(ダンボール箱)でワクチンを保存しなければなりません。

ディープフリーザーでの保管期限は明記されていませんが、専用保冷ボックスはドライアイスの供給によって異なるものの、現在のところ10〜15日程度とされています。

ただし、専用保冷ボックスの開閉は、「開けて閉めてを1回」とすると、その操作は1日2回までと決められています。

なお、一つのパッケージに6人分のバイアルが175本入っています。

実は困難なのはディープフリーザーの超低温保存そのものではなく、バイアル瓶そのものの時間的な管理と取り扱いです。

バイアル瓶(6人分)を−75℃の温度環境から冷蔵庫(2〜8℃)に移した場合の保存期限は5日間と決められています。

さらには室温(25℃が目安)に出した場合にはわずか6時間です。

このように、安全性の観点から厳密な時間単位での品質管理が求められます。

即ち、超低温で保存されているあいだは特に問題はないのですが、そこから先の取り扱いの時間管理には超がつくほどの厳密さが要求されるわけです。

この時間管理を接種者が少しでも疎かにすると、ワクチン自体の効果が低下するのみならず、被接種者が想定できない健康被害をもたらされる危険もあります。

繰り返しますが、冷凍状態(−75℃)にある一つのパッケージには6人分のバイアルが175本入っていますので、一回に何本取り出し冷蔵庫(2〜8℃)に移す(限度5日間まで)のか、すぐに摂取するために室温(25℃が目安)に置くのか等々も、予約者と来訪時間を計算しながら行う必要があります。

このような厳密な時間的管理が求められるがゆえに、今回のワクチン接種に際しては「集団接種」の方がより優れていると考えられています。

多くの接種者を「限られた時間内」で扱える大きな医療機関なども候補に挙げられるかもしれませんが、そのような医療機関は別途にコロナ対応等も抱えており、多くの接種希望者が押しかけるのは難しい点もあろうかと思います。

国は高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種を3カ月以内に完了できるよう各自治体に体制整備を求めていますが、同時に、きょう川崎市で行われる訓練で得られた知見を全国の自治体に提供します。

しかしながら、自治体の接種体制の整備以上に懸念されるのは、ワクチンが安定的に供給されるかどうかです。

ご承知のとおり、世界では既にワクチン争奪戦が展開されていますが、残念ながら我が国のワクチン接種開始は完全に周回遅れとなっています。

恐ろしいことに、未だ承認すらされていません。

製薬会社は、ワクチン接種を先行している国への供給を優先するものと考えられます。

ゆえに後発の日本は「後回し」にされる可能性があります。

「自治体の接種体制は整っているものの、肝心のワクチンが思うにように入ってこない」みたいな事態にならないのか懸念されます。
2021/01/27

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