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新型コロナワクチン接種は、3月下旬から

ワクチン接種率

きのう川崎市議会では『健康福祉委員会』が開かれ、市当局から新型コロナウイルスワクチンの接種体制についての説明がありました。

開口一番に質問させて頂きましたところ、菅首相は「2月下旬から…」と盛んに言っていますが、一般の国民への接種は最短でも3月下旬になるなど、本市における接種体制の詳細が明らかになりました。

ご承知のとおり、新型コロナのワクチン接種については、既に米国をはじめ多くの国ではじまっています。

というより、はやくも世界ではワクチン争奪戦が展開されています。

今頃になって日本のメディアは「出遅れ感が否めない…」などと報道しはじめましたが、もはや「出遅れ」などではなく「周回遅れ」です。

私に言わせれば、日本のメディアの出遅れ感こそ否めません。

さて、本市における接種対象者は、16歳未満を除く市民およそ132万人で、まずはリスクの高い高齢者(65歳以上)からはじめ、次いで基礎疾患を抱える人、高齢者施設で働く介護士、そのほかの市民へと順次対象を拡大していきます。

ファイザー社のワクチンの場合、2回接種しなければなりませんので、単純計算で少なくとも264万回分のワクチンが必要になります。

一連の政府対応の遅れから、我が国へのワクチン供給量が制約されるケースも想定され、場合によって市民への接種開始が更に遅れる可能性もあります。

今回のワクチン接種における最大の問題は、その取り扱いに極度の繊細さが求められることです。

例えばファイザー社のワクチンの場合…

保存は−75℃程度のディープフリーザー、もしくはドライアイスの詰まった専用保冷ボックスで行わなければなりません。

ディープフリーザーでの保管期限は明記されていませんが、専用冷凍ボックス(ダンボール箱)はドライアイスの供給によって異なるものの、現在のところ10〜15日程度とされています。

ただし、専用冷凍ボックスの開閉は、「開けて閉めてを1回」とすると、その操作は1日2回までと決められています。

なお、一つのパッケージに6人分のバイアルが175本入っています。

ここが重要ポイントなのですが、困難なのはディープフリーザーの超低温保存そのものではありません。

問題は、バイアル瓶(6人分)を−75℃の温度環境から冷蔵庫(2〜8℃)に移した場合の保存期限は5日間であり、室温(25℃が目安)に出した場合は6時間であることから、安全性の観点から厳密な時間単位での品質管理が求められることです。

即ち、超低温で保存されているあいだは特に問題はないのですが、そこから先の取り扱いの時間管理には超がつくほどの厳密さが要求されるのです。

この時間管理を接種者が少しでも疎かにすると、ワクチン自体の効果が低下するのみならず、被接種者が想定できない健康被害をもたらされる危険もあります。

例えば、その接種者が、取り出してから5日以上過ぎたワクチンをそのまま冷蔵庫に戻してしまったり、取り出した後、少しでもワクチンを置き忘れたりすると死亡事故につながるケースもあります。

冷凍状態(−75℃)にある一つのパッケージに6人分のバイアルが175本入っていますので、一回に何本取り出し、冷蔵庫(2〜8℃)に移す(限度5日間まで)のか、すぐに摂取するために室温(25℃が目安)に置くのか等々も、予約者と来訪時間を計算しながら行う必要があります。

このような厳密な時間的管理が求められるがゆえに、今回のワクチン接種に際しては「集団接種」の方がより優れていると考えられています。

多くの接種者を「限られた時間内」で扱える大きな医療機関なども候補に挙げられるかもしれませんが、そのような医療機関は別途にコロナ対応等も抱えており、多くの接種希望者が押しかけるのは難しい点もあります。

本市が全国の自治体で唯一、集団接種会場の運営訓練を行うに至ったのもそのためです。

きのうの『健康福祉委員会』での私の質問に対して当局は、各区に一箇所ずつ「集団接種会場」を設置すると答弁しています。
2021/01/22

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