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PCR検査とクラスター

PCR検査

「集団」のほか、花や果実の「房」などの意味をもつ「Cluster」(クラスター)という言葉は、新型コロナウイルスの感染拡大にともなって疫学等の専門用語として定着し頻繁に使われるようになりました。

今年の2月、政府は「クラスター(感染者集団)が次のクラスターを生み出すことを防止することが重要だ」という方針を示したものの、これまで医療機関や福祉施設のほか、様々な民間施設においてクラスターが発生しています。

本市においても川崎協同病院で発生しましたが、私の個人的見解としては、その主因はPCR検査の偽陰性問題を軽視していることの結果だと思います。

現に、医療機関でのクラスターが多発している北海道でも、入院時のPCR検査では陰性だったはずの患者が後から陽性と判定されるケースが相次いでいます。

いつも言うように、PCR検査の検査感度は100%ではありません。

というか、冒頭の資料のように調査によっては「無症状患者へのPCR検査の偽陰性率は100%と考えていい」というものもあります。

ゆえに「陰性」と判定された感染患者からクラスターに発展してしまうケースが相次ぐことになります。

11月にクラスターが発生した札幌の北海道医療センターは、偽陰性の患者が発端となった可能性が高いという検証結果をまとめています。

入院時(10月下旬)の検査では陰性だった患者が退院後(11月10日)に体調不良を訴えて再び来院して陽性であることが判明したとのことです。

なお、札幌市保健所によれば、その患者さんを担当した看護師2人も11月7日に陽性が確認されており、最終的には合計で16名の陽性者がでたようです。

北海道医療センターの検証結果は、発症の時期やウイルスの潜伏期間から考え、患者は10月の入院時に既に感染していた可能性が高く、そこから担当の看護師に感染が広がったと結論付けています。

また市立釧路総合病院では、⼊院する際には陰性だったはずの患者が、12月10日の退院時の検査では陽性となり、その後、同室だった二人の患者への感染が判明したとのことです。

北海道庁はその原因について「(PCR検査は)ウイルス量が少ないと陰性にでないこともある」と説明しています。

都内でも「誰でもお気軽に…」みたいな民間のPCR検査場ができていますが、実に危険です。

PCR検査の偽陰性についてのしっかりとした説明はなされているのでしょうか?
2020/12/31

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