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日本政府が破綻しないことは、既に財政破綻論者たちが証明してくれている!

マネタリーベース

収支均衡、緊縮財政、プライマリーバランス黒字化、これらを常とする考え方は「とにかくシャッキンは悪だ」派、です。

彼ら彼女らは「これ以上の政府債務の増大は国債の価値を下げて金利を上昇させ、やがて高い利払い費を負担できなくなって国は破綻するぅ〜」という、いわゆる財政破綻論を主張しています。

ところが、今年度は既に第三次補正予算を含めて112.7兆円(建設国債=224.4兆円、赤字国債=90.2兆円)の国債を増発しましたが、長期金利は今だゼロ%です。

11月末時点の10年債利回りは、0.034%で一向に上昇する気配がありません。

私などは、いったいいつになったら金利が上昇しだすのかと、今や心待ちにしているのですが、あいかわらず期待を裏切られ続けています。

すると今度はネット上で次のような反論を展開している輩がいました。

「国債を増発しても金利が上がらないのは、日銀がイールドカーブをコントロールしているからだ」と。

知ったかぶって御尤そうに言っていますが、なまじな知識をひけらかさないほうがいい。

まぁ、例によってこの種の人間は“匿名投稿”だから恥をかかされることも責任をとらされることもないからいいのでしょうけど。

さて、イールドカーブ・コントロールとは、日銀が国債の残存期間ごとに金利水準のターゲットを決め、売り買いオペをすることです。

例えば10年国債はA%、20年国債はB%、30年国債はÇ%とそれぞれの水準を決めて、そこに誘導するように日銀が市中国債を売ったり買ったりしてコントロールしています。

横軸に残存期間、縦軸に金利水準の折れ線グラフをつくると、残存期間の長い国債ほど金利(イールド)が高く緩やかなカーブ曲線が描かることから「イールド・カーブ」と言われています。

要するに、前述の輩(匿名投稿者)は「金利が上昇しないのは、日銀が国債を買い取っているからだぁ〜」と言いたいわけです。

しかしながら、それってむしろ主権通貨国である日本政府に破綻(デフォルト)など有り得ないことの証明だぞ。

「政府の国債発行残高が1000兆円を超えたぁ〜」とか、「このままでは日本は破綻するぅ〜」とか言ったところで、結局は日銀が国債を買い取ってしまえば話はおしまいで、日本政府が破綻(デフォルト)することなど絶対にあり得ないのです。

いつも思うのですが、この種の人間は財政破綻論を否定したいのか、それとも肯定したいのかよくわかりません。

このように言うと必ず今度は「じゃぁ、政府の国債発行に上限はないのかぁ〜」と反論されるのでしょう。

むろん、上限はあります。

それはインフレ率です。

逆い言えば、日本政府はインフレ率が許すかぎりにおいて無限に国債を発行できます。

日銀の国債買い取りとは、私たち一般の国民や企業が使えないおカネ(日銀当座預金)を発行し、民間銀行から政府の借用証書(国債)を買い取るオペレーションに過ぎません。

そして、いわゆる量的緩和政策によりマネタリーベース(現金+日銀当座預金)を増やしたところで、モノやサービスの購入が増えなければデフレを脱却することはできず、インフレ率が上がることもありません。

むしろデフレによってインフレ率が上がらいことこそが、現在の我が国の大問題なのでございます。

11月末現在、我が国のインフレ率(コアコアCPI)は、マイナス0.4%です。

デフレを脱却するには、政府債務(財政拡大)の拡大によって総需要不足を埋めるほかありません。(民間部門の需要だけでデフレを脱却することは不可能)

即ち、信じがたいことかもしれませんが、今の日本に足りないのは政府による国債発行と財政支出(財政赤字)なのです。
2020/12/26

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