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凄まじいほどの偽陰性 !?



10月23日、米国医師会雑誌に、実に興味深い論文が掲載されています。

中国の武漢において、新型コロナの感染歴のない市民35,040人の特異抗体(IgG)の保有率(新型コロナウイルス感染による抗体陽性率)を調査したところ、3.9%であったということです。
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2772148?utm_source=For_The_Media&utm_medium=referral&utm_campaign=ftm_links&utm_term=102320

中国の発表であれば信頼性に欠ける数字かもしれませんが、医師の先生たちのあいだでは権威と信頼性の高い米国医師会雑誌に掲載されている論文であるがゆえに根拠ある数字なのだと推察します。

即ち、新型コロナに特有の抗体を保有しているということは、この3万5千人が一般の市民から無作為に選びだしたとすれば、現在の武漢の感染率は3.9%である、と言うことができます。

要するに、人口の3.9%が感染していた計算になります。

以前、当ブログでも紹介させて頂いたとおり、今後、武漢でコロナ関係の検査を行う際には、この3.9%が検査前確率ということになります。

むろん、日本とは試験方法の違い等もあるでしょうから一概には言えませんが、ことし6月に厚労省が行った東京の検査前確率(感染率)0.1%に比較するとかなり高い値(39倍)です。

一方、ことし6月5日付けの朝日新聞に次のような記事が掲載されています。
https://www.asahi.com/articles/ASN644224N62UHBI02Y.html

記事によれば、6月2日、中国の湖北省政府は、武漢で5月~6月のほぼ一か月間に、ほぼ無症状の市民約990万人に対してPCR検査を行ったと発表しています。

この件については日本以外にも多くの海外メディアが報道していますが、その発表された検査結果が実に驚きです。

990万人もの検査を行い、結果、感染者がたったの300人だけだったという。

前述のとおり武漢の検査前確率(感染率)は3.9%です。

990万 × 3.9% = 386,100人

よって、38万6100人が感染している可能性があるわけです。

そして、新型コロナの感度(罹患している人を正しく「罹患している」と診断できる可能性)が70%とすれば、確率論からして少なくとも27万270人がPCR検査によって「陽性」と診断されなければ辻褄があいません。

それがたったの300人ということは、300人という数字がそもそも改竄なのか、もしくはPCR検査に凄まじい「偽陰性」があるかのどちらかです。

なお、気になるのは「偽陽性」についてです。

仮に特異度(病人でない人を正しく「病人でない」と診断できる確率)が99%だとすれば、990万人のPCR検査を行った場合、少なくとも9万9000人の偽陽性が出る計算になります。

一つの可能性として、感染者とされる300人は、偽陽性の9万9000人を何度も何度も検査した結果として300人に絞られたのかもしれません。

とはいえ、ここはやはり確率論で考えたいと思います。

冒頭でご紹介した米国医師会雑誌という信頼できる論文の抗体検査では、武漢の陽性者は1万人に390人の計算になりますが、朝日新聞の記事にある検査発表では陽性者は1万人に0.3人という計算になります。

なんと単純計算で1,300倍もの差があります。

中国のPCR検査が恐ろしいほどに杜撰なのか、それとも無症状者のPCR検査そのものの感度が実は限りなくゼロ%に近いのか、というように推測するのが極めて常識的な線ではないでしょうか。

やはり、無症状者に対するPCR検査の拡大が、いかに無意味なのかが証明されているとみるべきだと考えます。

27万270人 vs 300人

あなたはどちらの数字に信頼をおきますか?
2020/10/26

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