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PCR検査 感染初日から症状出現までの偽陰性率は67〜100%

今朝の読売TV『ウェークアップ!ぷらす』において、PCR検査の拡大問題が取り上げられていました。

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会メンバーの小林慶一郎氏が、懲りずにまた「PCR検査拡大」を主張していました。

このかたは専門の経済のことすらよく理解していないのに、よくもまぁ専門外のことで恥ずかしげもなく出演されますね。

よせばいいのに、科学的にも因果関係が証明されていないPCR検査拡大と感染阻止の効果について、いかにも誇らしげに怪しげな論を語るもんだから、司会の辛坊治郎さんにボコボコに論破されていました。

驚いたのですが、小林慶一郎氏はPCR検査の偽陰性率を3割と決めつけ、「それでも逆に7割は正確なんだからいいじゃん…」みたいに言っていました。

偽陰性率とは、実際に新型コロナウイルスに感染しているにもかかわらず、「陰性」という検査結果がでてしまう確率のことです。

氏はおそらく、PCR検査の検査感度が70%であることをもって「偽陰性率は常に30%だ」と思われているのだと推察します。

一般的には…
1 − 検査感度 = 偽陰性率
…という数式が成立すると思いますが、問題は新型コロナウイルスの場合、感染した日から治るまでの間に偽陰性の割合が大きく変動するということです。

そのことは、過日にお示しした米国内科学会のデータによっても明らかです。

PCR検査

ご覧のとおり、感染初日から症状が出現するまでの偽陰性率はなんと67%〜100%なのです。

要するに、偽陰性率は常に30%ではありません。

「無症状だけど心配だからPCR検査を拡大しろ…」という声が多いのかもしれませんが、67%〜100%の偽陰性率のある検査を拡大することの効果とはいったい何なのでしょうか。

残念ながら小林慶一郎氏、あるいは番組のコメンテーターをされていた医師も、全くこのことを理解できていないらしい。

平均的な検査感度が70%とされていても、検体のとり方、検査の仕方、病気の重さ等々、その時の状況によってどうしても数値に変動が生じてしまうのがPCR検査です。

いつも言うように、PCR検査を拡大することに否定はしませんが、ぜひとも科学的な事実を踏まえた上で精緻な拡大プランを立ててほしい。

保坂区長の肝いり政策である「世田谷モデル」は、全区民を対象に、誰でも、どこでも、何度でもPCR検査を可能にするため、1日3000件の検査能力を確保するものらしい。

しかしそれでは、全区民である約92万人が1回の検査するに300日もかかってしまうことになります。

それでいてPCR検査は、感染していても無症状者の場合、67〜100%の偽陰性があるという代物なのです。

それに保坂区長は、接触者トレースなどを含め、検査後の評価やフォローに対応できる人員計画と予算規模と行動プランを未だ明らかにしていません。

思いつきで「アドバルーン」を上げ、いたずらに世を混乱させるのは謹んでほしい。

それから、米国(ニューヨーク州)におけるPCR検査拡大とその効果についてですが、番組内で司会の辛坊治郎さんがおっしゃっていたように私も同感です。

理由は以下のグラフのとおりです。

PCR検査
PCR検査
2020/08/08

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