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財務省の大いなる矛盾

財務省は、来年度予算案の説明資料に、基礎的財政収支(プライマリー・バランス、以下「PB」)の赤字額を明記する方針を明らかにしています。

PBとは、公債費を除く政策経費をすべて税収で賄うという考え方です。

税収で政策経費を賄い切れないければ「PB赤字」と言い、賄って余りあれば「PB黒字」と言います。

財務省は予算案の説明資料に「政府財政はPB赤字で大変だぞぉ〜」と明記しようとしているわけです。

しかしPBはまさに「家計簿」の発想であり、税収財源論そのものです。

とはいえ現実には、国家財政は家計簿とは大きく異なり、税収は財源確保の手段ですらありません。

PBが黒字化するのも赤字化するのも、たんに経世済民(国民のための政治)の結果にすぎず、PBの黒字化そのものが国民経済にとって最善の策でも目的でもありせん。

なのに、財務省をはじめとする緊縮財政派(財政破綻論派)たちは「PB赤字を放置すれば、それを穴埋めするための国債発行額が増えて日本は破綻するぞぅ〜」だから「PBを黒字化するため、もっと消費税の税率を引き上げさせろっ!」と言うわけです。

新型コロナウイルスの感染拡大に対応した今年度の補正予算で国債発行額が増えたこともあって、PB赤字を深刻な問題として喧伝し、ことさらに危機感を煽りたいわけです。

財務省は国内に対しては財政危機を理由にした増税論(消費税率の引き上げ)を主張し、国外に対しては日本経済の強固なファンダメンタルズを主張するという大きな矛盾に陥っています。

2002年に外国の格付け会社宛に出した財務省の意見書は有名な話です。

その要旨は次のとおりです。

1.日本国債の格付けについては低すぎる
2.日本は世界最大の貯蓄超過国である
3.国債は国内で極めて超低金利で安定的に強化されている
4.日本は世界最大の経常収支黒字国、債権国であり、外貨準備も世界最高である
5.自国通貨建ての国債のデフォルトは考えられない
https://www.mof.go.jp/about_mof/other/other/rating/p140430.htm

即ち、財務省自身が実は「日本を財政危機(デフォルトの可能性あり)とはみていない」のです。

ただただ「消費税の税率引き上げ」という省是追求のためだけに、ひたすらに国民を騙し自らをも謀っているわけです。

経常収支
体外純資産
外貨準備
2020/07/26

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