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現代貨幣を理解できない財務官僚たち

昨日(5月27日)、第2次補正予算案が閣議決定されました。(国会審議はこれから)

例によってメディアは「事業規模で117兆1,000億円となり、補正額としても過去最高となった」と騒ぎ報じていますが、いつも言うとうり事業規模など関係ありません。

「事業規模」と言った場合、そのほとんどが財政投融資や金融機関の融資枠の拡大であり、信用枠の拡大そのものは直接的にGDPを創出しません。

求められるのは真水(実際の財政支出)の規模であり、国債発行額の規模です。

第2次補正予算案の歳入額は、31兆9,114億円です。

その内訳をみますと、建設国債で9兆2,990億円、赤字国債で22兆6,124億円です。

下手をすれば、4四半期連続でGDPがマイナスに落ち込む可能性が高い状況下にあるスーパーデフレーションのなか、とてもとてもこの程度の歳出規模では足らないことは明らかです。

何度も申し上げますとおり、デフレ期にはデフレギャップを民間が政府に先駆けて埋めることはできません。

政府が民間に先がけて負債を拡大する必要があります。

しかも短期間で大規模に発行したほうがGDP効果はより大きい。

兵力の逐次投入のように小出しで国債を発行しても効果は限定的となってしまうと思われます。

きのうのラジオニュースを聞いていて驚いたのは、今回の補正予算案を受け、ある財務省幹部から「税制規律の箍が緩んでしまった」と嘆く声があがっているという。

???

あんたが守りたいのは国民か、それとも財政規律か?

あんたが守りたいのは国益か、それとも省益か?

現代貨幣とは何かを理解しようとせず、江戸時代、もしくは中世ヨーロッパの貨幣観しか持ち合わせていないこの種の人達が国家財政を牛耳っていることの恐ろしさを痛感します。

クレディセゾンの主任研究員であられる島倉原先生が、次のようなグラフを示されています。

日本政府の債務残高推移

ご覧のとおり、2019年末時点の日本政府の債務残高は、1872年末比で3,973倍。

実質値ベースでも1885年末比で564倍です。

それでも我が国の政府は一度としてデフォルト(債務不履行)などしていません。

破綻論者たちよ、これらがいつまでに何倍になったら日本政府は破綻(デフォルト)するのか明確に示してみよ!
2020/05/28

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