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有事を理解できない人たち…

いま、我が国は有事にあります。

中身は竹光とはいえ「非常事態宣言」が政府から発出されている状況下にあり、いかにして感染拡大リスクを低減させるのか、いかにしてウイルスによる死者を減らせるのか、いかにして令和恐慌から国民経済を救うことができるかの瀬戸際にあります。

こうした有事においてこそ、何にプライオリティ(優先順位)を置くのかの見識が求められます。

むろん川崎市議会においても、そうした見識が求められます。

以上のことを踏まえて…

川崎市議会の議会運営は、なぜか各会派の代表者(団長)らが主催する私的会議「団長会議」において非公式に決定されます。

そして非公式に決定されたものが事実上、公式に実行されます。

なぜ団長会議が私的会議なのかといえば、そもそも団長会議は何ら法的根拠に基づかない会議だからです。

例えば地方議会運営の主要根拠法である「地方自治法」に「団長会議」など何ら規定されていません。

さらにいえば、「会派」という制度すら、もともと何の法的根拠もありません。

やはり地方自治法には「会派」についての規定など一切なく、いわば各地方議会が運営上のご都合主義で勝手に作っている制度にすぎません。

因みに、会派制度を主体にした議会運営が為されるがゆえに、議会運営の取り決めに関して何の法的根拠もなく無所属議員は蚊帳の外に置かれるわけです。

本来、議事の日程(審議案件・議決案件など)、そのほか議会運営について取り決める場は、法的根拠を有する(地方自治法で規定されている)会議体である「議員運営委員会」において為されるべきなのです。

私的会議である団長会議は、いわば限られた議員たちがファミレスや居酒屋でくっちゃべっている世間話にすぎません。

究極、団長会議をファミレスで行うことはできても、さすがに「議員運営委員会」をファミレスでやるわけにはいかないでしょうに。

なお、この私的会議である「団長会議」には、事務局として議会局の職員(川崎市役所の職員)が参加しています。

果たして彼ら行政職員は、どのような法的根拠をもって団長会議に事務局として参加しているのでしょうか?

職務時間中にもかかわらず、何ら法的根拠もなく私的に参加しているのであれば、地方公務員法で規定されている「職務専念義務」への違反にはならないか!?

さて、そうした私的会議(団長会議)で決定された議事日程に基づき、きのう各常任委員会が開催されました。

私の所属する「健康福祉委員会」の議事日程は…

なんと、所管(病院局と消防局)理事者の紹介及び事業概要の説明でした。

「・・・」

この有事において、理事者の紹介ですか?

この有事において、「病院局は普段こんなことやってまーす」という説明ですか?

冗談も休み休みにしてほしい。

病院局であれ、健康福祉局であれ、それぞれの職員はこうした有事のなか限られたマンパワーを振り絞って必死に任務を遂行しています。

いわば戦時体制にあるなか、今は彼ら彼女らに余計な業務負担をかけないことです。

どうしても市議会として審議・議決しなければならない事案であれば別ですが、理事者の紹介、事業概要の説明などは有事が過ぎ去った後、平時において改めてやればいい。

それを今、感染リスクを高める密閉、密集の会議室でやる意味がわかりません。

だいたいからして、理事者の紹介と言われても、出席者はみんなマスクをしているため顔などわからない。

ほとんど滑稽です。

あまりにも馬鹿らしく、なお会議室もまた、あまりにも密閉・密集・密接していたため(その点でも川崎市議会は感染拡大リスクの低減努力を怠っています)、私は冒頭3分で退出しました。

本日も10時から、きのうと同様に当該委員会において健康福祉局の理事者紹介と所管事務の説明があるのですが、感染対策及びボイコットの意味を込めて私は欠席いたしました。

仄聞するところによると、きのうの健康福祉委員会では、何人かの議員(委員)から病院局に対して新型コロナ関連の質疑が為されたそうです。

おかしいではないか!

新型コロナ関連の審議など昨日の議事日程にはありません。

川崎市議会

議事日程は団長会議で決めたんだろうに!

このように日程外の発言が出た場合には、委員長が発言を制して議事日程の趣旨を説明し注意勧告しなければなりません。

議事運営上の一般論として、もしも委員長が気が付かないのであれば副委員長が委員長に助言しなければならない。

それが委員長や副委員長の職務です。

残念ながら、そうした議事の修正はなかったらしい。

常任委員会の委員長ポストや副委員長ポストもまた各会派の取り決めと順繰りで決められています。

べつに誰がやったっていい。

ただし、ちゃんと職務だけは果たしてほしい。

結局、この有事において議事のプライオリティを理解できず、いたずらに行政職員を拘束し、あまつさえてめぇたちが私的会議で決めた議事日程すらも守れない。

物笑いの種だ…
2020/04/10

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