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「平素からの余力」と「供給体制の国内完結力」

武漢ウイルス感染が、ここにきて一気に世界中で広がっています。

ロイターによれば、昨日(4月1日)の段階で感染者は878,343人に達し、少なくとも43,412人が死亡しているとのことです。

WHO(世界保健機関)は3月11日の時点で既に「パンデミック(世界的な大流行)に相当する」と表明していますが、感染者や死亡者の累計数をグラフ化すると3月中旬から急速に拡大していることがわかります。

感染者数

一方、米国の疾病管理予防センター(CDC)によると、倍加速度(患者数が2倍になるまでの期間がどれくらいかを示す数値)は6〜7日で、このまま感染者の急激な増加を抑止できなければ、各国の医療機能に一層の負荷がかかります。

未だ我が国はかろうじて高いレベルでの医療水準を維持できてますが、例えばイタリアなどでは既に医療崩壊に直面しています。

イタリアのようになると、ふつうに助けられる命がふつうに救えません。

こうしたなか、日本も正念場を迎えています。

3月31日、本市にある『聖マリアンナ医科大学』でも職員の感染が確認されるなど、ここにきて川崎市でも感染報告が増えてきました。

ご承知のとおり、我が国の感染者病床は日本全体でも1,882床しかありません。(平成30年6月時点)

感染の地域的偏在を考慮すると、やがて満床となる日はそう遠くありません。

そうなれば一般病床や療養病床など他の病床で受け入れざるを得ませんが、例えば川崎市の医療圏の病床は既にほぼフル稼働しており、平素から川崎市民ですら川崎の病院に入院できないほどに逼迫してます。

緊縮財政思想の蔓延から、「これ以上、病床は増やすな、むしろ減らせ!」という政治が行われてきました。

つい最近でも、国(厚労省)は「市立井田病院は近隣の病院と医療機能が重複しているからもっと病床を減らせ」みたいな一方的な勧告がありました。

実に馬鹿げていると思いませんか。

自然災害、疫病感染、紛争勃発、天候不順による不作などなど、私たち全ての日本国民は常に様々なリスク(脅威)と向かい合っています。

ゆえに、いざという時のためには「平素からの余力」と「供給体制の国内完結力」が必要です。

医療機能にしても、水や食料にしても、平素からの余力がなければ、いざという時、ヒトの命を救うことができません。

供給体制の国内完結力が乏しければ、いざという時、私たち日本国民はマスクや消毒液や医療機器などを手に入れることが困難になります。

有事のことを考えず、ただただ「財政の健全化がぁ〜」といって供給能力を毀損し海外に移転してきたツケが今、現実のものとして国民を脅威に晒しています。
2020/04/02

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