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外国に依存することへの恐ろしさ

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化するなか、ようやく日本政府が中国と韓国からの入国制限を強化することを決めました。

ようやく…です。

一ヶ月、遅い。

国の内外から「日本の対策は甘い!」と非難を浴びせられ、あたふたとしてついに追い込まれた形での入国制限です。

中国、韓国からの入国者は、入国しても2週間は病院等に隔離されることになりますので、事実上の入国禁止です。

今更ながらの「水際対策の強化」です。

なぜこうも政府の対応は後手後手なのでしょうか。

少なくとも、ここまで入国制限に消極的だったのは習近平国家主席の来日やら韓国への政治的配慮やらの問題もあったのでしょうけれど、なんといっても最大の理由は、頼りにしている外国人(とりわけ中国・韓国)観光客による消費需要が減退することへの大きな懸念でしょう。

経済安全保障の観点から、国内需要を外国人に依存することの驚異を理解できない人たちが多すぎます。

外国人旅行客

上のグラフのとおり、2012年12月に第二次安倍政権が発足して以降、外国人旅行客数は飛躍的に増えています。

昨年10月には消費税を増税(8%→10%)し、10〜12月(Q4)のGDPをマイナス6.3%(年率換算)にまで押し下げました。

武漢ウイルス問題の影響で、1〜12月(Q1)のGDPもマイナスに落ち込むことは想像に難くありません。

加えて、消費税増税のポイント還元措置は今年の6月で終了しますので、7月からは事実上の再増税になります。

さらに消費需要が減退することでしょう。

GDPが2期連続でマイナス成長することを「リセッション」と言いますが、このままだと3期連続のマイナスに落ち込む可能性があります。

愚かにも現在の日本は、需要だけでなく供給体制までをも外国に依存しています。

我が国の対外直接投資は、下のグラフのとおりです。

対外直接投資

なお、中国への直接投資(対中直接投資)をみると、下のグラフのとおりです。

対中直接投資

ご覧のとおり、我が国の企業は2000年以降、中国に工場を移し、中国からの輸入を増やしていきました。

昨今、国内で不足しているマスクが典型です。

国内需要の8割を輸入に依存していますが、工場を中国に移し、中国で生産したマスクを日本に輸入するという形をとってきました。

中共当局は、例え日本企業が生産したマスクであろうと中国国内の需要のために輸出規制をかけ、日本に出荷させないという措置をとっています。

そもそも自由貿易なんぞというものは、平時という極めて限定的な期間、そして特定の地域と一定の条件下でしか成立し得ないシロモノです。

何よりも、モノやサービスの生産と需要を外国に依存することの恐ろしさと愚かさを、政界、官界、財界、メディア、学者をふくむ全ての日本国民が戒めるべきだ。
2020/03/06

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